■シフトカラー取付けに用意するもの

　　・シフトカラー

　　・メガネレンチ

　　・ドライバー

　　・アルミ箔テープ

　　・ラジオペンチ

　　・潤滑剤

　ご覧のとおり、すぐに用意できる工具ばかりですね。ポイントは、アルミ箔テープです。この後とっても重要な役割を果たしますので忘れずに用意してくださいね。　これを用意しておかないと、交換したのにかえってフィーリングが悪くなるようなことが起こります！

■シフトカラーの位置を確認する

　シフトカラーってどこにあるの？

どの車でもだいたい、ミッションケースのの真上にあります。

　ランサーエボリューション６RSの場合、シフトカラーは手が届くような場所にはありません。（バッテリー位置を変えているからかもしれませんが・・。）

　左写真だと、バッテリーの真下にシフトカラーが２つあります。ちなみに、ランサーエボリューションン６がこんな感じなので、エボリューション４・５・６・７・８・９までは共通と考えてよいと思います。

■ シフトカラーを掘り出す。

　作業的にはまさに「掘り出す」ような感じでした。

　まずは、バッテリーを取り外さないといけません。1st−Stage号は、バッテリーを外すためには、ストラットタワーバーを外さないといけないのです！（あ〜面倒）

　おまけに、ストラットタワーバーを外してしまうと、アライメントが狂うので、再調整しなければいけなくなります。（またまた、面倒だ。）

　それを承知でシフトカラーを買ったので気合を入れて作業を開始です。ストラットタワーバー→バッテリー→バッテリートレーとパーツを外すだけならば１５分とかかりません。

■ シフトカラーさんとご対面！

ひととおりパーツを外し、ミッションケースの上を眺めると、シフトカラーがありました！ようやくご対面することができました。

　シフトカラーは、フリュエールデリバリーパイプや電源コードが入り乱れている奥にあります。交換作業作業は、それらをい傷つけないように慎重に丁寧にしないといけません。

この作業は慎重にやらないと、最悪、「ガソリンが漏れて、車両火災！」なんてことになったしまします。

■　ノーマルシフトカラーを外す
　シフトカラーを固定しているロックピンをラジオペンチを使い外します。ロックピンをくぼみに合わせ多少強く引き抜くようにするとうまく外すことができます。

　しかし、ノーマルシフトカラーはなかなか外れません。ＣＲＣなどの潤滑油を吹いて滑りを良くしてから、強引に押し出すようにすると上手く外れますよ。

■注意！
※シフトカラーは２つありますので好きな方から外して下さい。
※シフトカラーを留めているロックピンとワッシャーは、小さい部品なので失くさないように注意してください。失くしてしまうとシフトチェンジができず、車を動かすことができなくなります！

■ 強化シフトカラーの取付け

　ノーマルのシフトカラーを外した状態が左の写真です。

　輪っか（シフトカラーのブラケット）の中に強化シフトカラーを入れワッシャー、ロックピンで固定すれば出来あがりです。

　←強化シフトカラーを取付けた状態です。

実は、ノーマルシフトカラーに比べ、強化シフトカラーは輪っか（シフトカラーのブラケット）の中に「スポッと」入ってしまいました。

　強化シフトカラーを入れたら、ワッシャーを重ねロックピンで固定して作業終了！楽チンです。

■　何か変だぞ！

　２箇所の無事交換作業が終わり、確認のためシフトチェンジをしてみると何だかオカシイ？

　・カッチリ感は増したけれど、引っかかり感がある。

　・クラッチの繋がりが良くない。　

　ノーマルのシフトカラーの方が調子が良いじゃないか！どうなっているんだ？？？？？？

作業手順をもう一度復習しながら、原因を考えてみると・・・・。

■ 強化シフトカラーの調整！

　作業を思い返すと、唯一の違和感は強化シフトカラーがノーマルシフトカラーよりも「スポッと」シフトカラーのブラケットに入ってしまったこと。強化シフトカラーとシフトカラーのブラケットの遊びを疑ってみることにしました。

　シフトカラーのブラケットに入らないのならば強化シフトカラーを削ることで対応できるけれども、ブカブカとなるとどうやって隙間を埋めようか？

　強化シフトカラーの周りをパテ盛りするのがベストなんですが、そんな手間は掛けたくないです。身近なもので済ましてみようということでアルミ箔テープで強化シフトカラーの周囲を巻いてみることにしました。

■ 強化シフトカラーの再取付け

　強化シフトカラーに１周アルミ箔テープ巻いてみたところ、今度は輪っか（シフトカラーのブラケット）に入らない！

　ペンチを使ってシフトカラーを強引に押し込むのは気が引けたので、諦めることにしました。シフトカラーさん、あなたは何て気難しいの・・・。

　今度は、アルミ箔テープを半周分に減らして再チャレンジ。手で強く押し込んでみると（かなり力をいれる）うまく入ってくれました。力の入れ具合は感覚的にはノーマルシフトカラーを外すときと同じくらい。これでOK！

　あとは、外したパーツを元に組めば完成です！