再検査の受け方

 ■ 再車検の準備
 テスター屋でヘッドライトの光軸調整をしてもらいます。
 車検場近くには「テスター屋」と呼ばれる整備業者が必ず何件かあります。テスター屋さんは車検場と同じ検査設備を持っているので「予備車検場」とも呼ばれています。
再車検になったときは、迷わず駆け込みましょう。ユーザー車検の強い見方になってくれます。
チューニングカーのユーザー車検
 

 光軸調整やサイドスリップなどの調整の範囲で済む作業はテスター屋さんが、その場で直してくれます。光軸調整の作業はものの5分で終わってしまします。 その上、しっかりとした仕事をしてくれます。

 熱血親父がお願いしたテスター屋さんは、光軸の調整が必要なのは右側だけですが、お願いもしていないのに左側の確認もしてくれました。 おまけに、車高は大丈夫なの?なんてことも心配してくれました。車高は12センチなのに、車高が低く見えるのだなーと改めて思いました。


 そうそう、テスター屋は待ち時間が30分以上なんてことはザラです。テスター屋さんのする作業は、1台・1台その場で「測定→調整→再測定」をします。光軸調整のような簡単な作業で5分ですが、サイドスリップの調整となると1台15分以上かかります。2〜3台順番待ちで並んでいれば15分〜45分は待つことになります。

 気がつくとお昼になっていたなんてことが良くあるので、チューニングカーのユーザー車検は朝一番に検査を始められるようにお勧めする理由のひとつです。

テスター屋での光軸調整が終わったら、車検場に戻って再車検を受ける準備をします。

 ■ 車高検査の心得
 車検を受けた当日のうちに不合格の所が合格すれば新しい車検証がもらえます。再検査は車検場が開いている間ならば時間の許す限り、何回でも再検査をして良いことになっています。

 チューニングカーのユーザー車検は、何が起こるか分かりません。ユーザー車検は時間には余裕を持って行動したいところです。 残り時間が少ないと車検不合格で家に帰ることになります。最悪仮ナンバーなんてことになってしまいます。そうなると2度手間、3度手間になり手続きが面倒になってきますので避けたいですね。


 ■ 再検査の手順
 再検査と言っても専用の検査ラインなんてものはありません。はじめにやった検査と同じ手順で検査をします。それぞれの検査ポイントごとで検査官に対し再検査であることをしっかり伝えることが重要です。検査官は状況に応じ指示が出ますので、それに従います。


 ■ 車高の測定検査
 合否判定の検査官に指示されたように4番レーンに並びます。4番ラインは、バイクやトラック、特装車が多く、乗用車ばかりの6番ラインとは雰囲気がまるで違っていました。


 ・ふたたび、外観検査に来ました。
外観検査の担当官に「再検査です」と伝え、検査が終了していることの証明として自動車検査票を手渡します。検査官は書類の内容の確認と、指示を待ちます。


 ・またまた、自動検査ライン
 検査ライン入口のインターホンで再検査であること、検査する項目を伝えます。今回は「車高検査」と「光軸再検査」であることの2点を伝えます。
チューニングカーのユーザー車検

すると、インターホンから検査官が「車は何色、呼ぶまでそこで待って」という指示。
検査官から指示が出るまで検査ライン入口で待っています。前の車が車高検査場所を通過した時点で前進するよう指示がありました。 その時は検査官が手招きをしてくれたので迷うことなく行動できました。


 ■ いよいよ車高検査
 車検対策ために車高はわざわざ12センチにセットしたのに、車高検査とは「やられたな」と思いでいっぱいでした。 そんな気持ちが車高検査官に伝わったのでしょうか、

車高測定の検査官は
  「こんな(車高が)高いのに何で検査するんだ」
とぼやきながら測定しているではないですか!
  熱血親父は 「そうですよね。」思わず、言葉が出ちゃいました。
  検査官は   「仕事増やして、どうするんだよな。」笑顔で答えてくれました。

 車高の測定検査は、超特大のノギスみたいなもので、地面と車体中央部の低い所の高さを測定しています。 時間にして数十秒の作業でした。 もちろん車高測定は一発合格です。


 ■ ヘッドライトの光軸、再検査

 車高の測定が終わると、そのまま6番ラインと同じ様に自動検査機で光軸検査をします。目の前に光軸の検査機が出てきて、左右のヘッドライトの光軸を順番に検査していきます。今回はあっという間に検査合格のランプが点きました。

最後に自動車検査票に結果記録をしてめでたくチューニングカーのユーザ車検の検査は完了です。

 ■ 再び合否判定
 先ほどと同じ様に、検査官が検査結果とその他必要書類を全て確認し合格の判定印をもらいます。
チューニングカーのユーザー車検

 
 ■ 車検証とステッカーの交付
 検査ラインを合格したら書類一式をもって、車検証交付場所に向かいます。場所は朝に書類に確認をしてもらった建物です。
 全ての書類を受付のお姉さんに渡し、名前が呼び出されるのを待ちます。かなり待たされるだろう覚悟していたところ、あっという間に車検証とステッカーが交付されました。
チューニングカーのユーザー車検チューニングカーのユーザー車検

車検証とステッカーを手渡された瞬間、「やったー!」・「ついに合格したぞっ!」という気持ちがこみ上げてきます。思わずこぶしを握りガッツポーズが出ちゃいました。この達成感、充実感は、経験した人でないと味わえない思いです。

 「6番ライン検査→テスター屋で光軸調整→4番ラインで車高検査→光軸再検査」の待ち時間、移動時間を含めた全工程のトータルの時間は1.5時間でした。慣れた方だと、検査ラインをパスするのは10分もかかりません。  

2年後は、どんなチャレンジしようかな。(笑)

投稿者 Tuningcar-OYJ : 00:01 / コメント (0) / トラックバック (0)

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