構造変更ユーザ車検に1発合格した方法
前回のチューニングカーのユーザー車検の時の最大の失敗は、検査官に対する気遣いが欠けていたことです。(精神的余裕が無かったというのが正直なところですが・・・・。)検査官の心象を悪くしたため、車高検査をさせられてしまったと熱血親父は分析しています。
● 運転席と助手席の窓は全開
検査官の指示は周囲の騒音で聞き取りにくいので運転席と助手席の窓は全開してください。
● ホイールナットが見えるようにする。
ホイールナットの締まり具合を確認する項目があるため、ホールキャップ等ホイールナットを覆っているものは事前に外しておきます。
■ 構造変更の検査順序
また、構造変更のための検査ラインは、継続車検の時に使った検査ラインと同じ物を使います。検査はセルフサービス方式です。注意したいのが、構造変更の場合、継続車検の検査する項目の順序とは全く違うことです。
また、困ったことに検査官ごとの指示が違うです。
前の検査官の指示内容とことごとく違うので、とまどっちゃいました。まぁ〜、深く考えずに指示されたとおりにすることにしましたが・・・。
■ 外観検査の流れ
外観検査担当の検査官は自動車検査票に書いてある項目に沿って車の検査をします。
・車体番号、エンジン、形式、ナンバーなど車検証どおりか?
・ライト類、ウインカー、ホーンの正常動作確認ユーザー車検の検査のはじまり
・タイヤ、ホーイール、ホールナット取付けの検査
・ウインドウフィルム、ガラス類の検査
・ステアリング、シフト類の取付けマーク確認室内検査
検査官があなたの前に並んでいる車を検査している間に、あなたの車の検査してもらう準備をします。車から降りてボンネット開けて、検査官があなたの車に近づいてくるのを待ちます。そしてあなたの順番になったら、「おはとうございま〜す。よろしくお願いします。」と挨拶しながら、書類を手渡してください。
今回のユーザー車検は、構造変更をしますので「2名乗車を5名乗車に戻す構造変更とナンバーを練馬にします。」と加えて報告をします。
こんな会話をしながらも、検査官は淡々とエンジンルームの検査をしています。検査官から検査OKが出たらボンネットを閉め、急いで車に乗り込みます。
車に乗りこんだらウインカー左右→ヘッドライトをハイ&ローを点灯→クラクション→ワイパーを間髪いれずに操作します。一通り終わると、検査官は運転席に寄ってきて、車内を覗き込み、ステアリング、シフト類の取付けマーク確認、乗車定員変更なので後部座席の取り付け確認を手際よく行います。
次に、車の後側に回ってバックランプ→ブレーキランプ→スモールランプ→ハザード→ウインカーと矢継ぎ早に指示が来て外観検査終了。
今回も車高調ショック、キャンバー調整式ピロアッパー、タワーバーが付いていましたがぜーんぜん問題なし。
自動車検査票に検査合格のハンコを押してもらいました。前回のチューニングカーのユーザー車検の外観検査は、散々な結果でしたので、とっても嬉しかったです。
おまけに検査官はすんごく、丁寧に指示をしてくれました。
検査官「構造変更ということなので、車重→車高→ライト→スピード検査→排ガス検査をしますので4番ラインに並んでください。」(ん?受付窓口では、6番と言われたけどな???まっ、いいか。)
■ 構造変更(乗車定員変更)のための検査
今回の最大のクライマックス。あの懐かしの4番ラインへ。(懐かしい意味が知りたい方はユーザー車検の検査のはじまりをどうぞ)
「ここは、特別?検査するレーンなんだな・・・。」
自動検査ラインと違って、ひとつひとつの検査を自分で確認しながらしなくてはならないので、落ち着いて確実に操作してください。精神的余裕が無いと、操作指示が出される電光表示板の指示が早く感じられます。電光掲示板の表示順序を知っていると、車検場のライン検査の時に慌てずに済みますので必ず確認しておいてください。
いよいよ、熱血親父の順番が来ました。普通は検査ラインに入る前にインターホンで検査内容を検査官に伝えるのですが、さっきの外観検査を担当した検査官が、構造変更担当の検査官に申し送りをしてくれていたのでした。(なんて、いい人なんだ!)
検査官 「構造変更だって?」
熱血親父「2乗を5乗に戻します。よろしくお願いします。」
検査官に自動車検査票を渡します。(2名乗車でなく2乗と省略して言うのがポイントです。)
検査官 「ブレーキ検査の後、指示に従ってください。」
まず初めは、サイドスリップの検査をします。測定は、まっ直ぐ測定器に進入するだけです。電光掲示板に結果が表示されますので指示に従い次の検査に進みます。
■ ブレーキ検査
今回は、なぜか検査官が2人見ていたので緊張しましたが、いつものとおりにガツンとブレーキをしました。コツについては、チューニングカーはライン検査一部免除!?で書いたとおりなのでここでは、省略しちゃいます。
■ 乗車定員・車重・車高確認
検査官の案内に従って前軸重量・後軸重量を測定しました。前輪をハカリの上に載せた後、熱血親父は車から降ります。しばらくすると電光掲示板に測定結果が出ます。700Kg。
今度は後軸をハカリの上に載せた後、車から降りると、測定が始まります。「500Kg」と表示されました。
検査官は赤ペンで測定結果を自動車検査票記入します。
その後、事情聴取?を幾つか受けました。
検査官 「何人乗るの」
熱血親父「5人です。」
検査官は自動車検査票に275Kgと記入
検査官 「ガソリンは満タンかな?」
熱血親父「超満タンですです。」
検査官 「メーター大丈夫」
熱血親父「もちろんです。(?)」
↑ガソリンのメータのことと思い込んでいた。
検査官 「車高はどうするの?」
熱血親父「一応測ってください。」
↑変更ありませんって答えておけば良かったとちょっと後悔。
検査官 「そう?。じゃぁ、前に進んで。」
車高測定は、検査官の手際があまりにも良いので、じっくり観察する間もありませんでした。ひとつ分かったことは、車高はドライバーが乗った状態で測定するんだという事です。
検査官から結果を受け取り、この後排ガス・ヘッドライトの検査をして隣のレーンで下回り検査する旨指示を受けました。
これで、実質的な構造変更の検査は終りです。あとは、継続車検のときと同じ検査項目をこなすだけとなりました。
残るは、継続車検と同様の検査を淡々とこなすだけ。もぉーこれは余裕です。
■ 排気ガス検査
車から降り、マフラーの中に60センチの排ガスセンサーを入れます。
車検対応のマフラーなので問題なく合格と思いつつ、検査結果が出るまで、暫く間がありハラハラ。何回やっても排ガス検査の結果がでるまでの微妙な間は、好きになれません。
■ ヘッドライト検査
事前にテスター屋で調整してもらってたので、一発合格です。一発合格するのが普通なんでしょうが、いつも不合格なので嬉しかったです。
車から降り、自動車検査票に検査記録を記録します。次は、下回り検査をしてもらうために隣のレーンへ向かいます。
あれ?スピード検査してないな???。
まぁ、いいか・・・・。
・検査場の移動でちょっと失敗
順番待ちの列が途中で切れていたので、空いたスペースに入ろうとしたところ・・・。
検査官 「そこの車!止まりなさい!順番守れ!」
熱血親父「検査は終わっています。」
検査官 「順番だよ、戻りなさ〜い」かなり厳しい口調。
おとなしく戻ると。
検査官「順番を守らなきゃ、抜かされた人が怒るだろ。」と更に駄目押し。
暫くして、さっきの「いい人」外観検査官が車に寄って来て・・・。
いい人検査官「どーしたの?」
熱血親父 「割り込んじゃだめだって言われました。」
いい人検査官「順番守ってくださいね。何で並びなおしているの?」
この検査官の指示は、構造変更検査の後は6番の自動検査ラインに行くように言われてたのです。
熱血親父 「さっきの検査官に、下回りは2番でするように言われました。ところでスピードしなかったけれど
良いんですか?」
いい人検査官「自動車検査票を見せながらほら、見てここに確認印押しているでしょ。
検査官の判断でスピード検査は必要ないと判断したんだよ、エアロパーツ装着している車の場合、パーツが装置に当たり傷つくことがあるので、不要と判断したんです。」
熱血親父「へぇ〜、そうなんですか。」
ラッキーなんだけれど、せっかく、テスター屋でスピード検査したのに・・。テスター代返せーっ!。
■ 下回り検査
検査ライン入口のインターホンで下回り検査をする旨と車の特徴を伝え検査場所へ向かいます。継続検査で使った自動検査レーンのように車体を揺らすような事は無く検査官が淡々とチェックしているのが、モニターの様子からわかりました。
■ 合否判定
検査官に構造変更と名義変更をする旨伝え、書類と検査結果を確認してもらいます。担当の検査官が検査結果とその他必要書類を全て確認し合否の判定印を押します。
これでメデタク構造変更検査終了です。
お次は、車検証の受け取りと希望ナンバーの取り付けをします。
投稿者 Tuningcar-OYJ : 00:35 / コメント (0) / トラックバック (0)
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